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【EKS通信2025年3月号】映像機器システム社メールマガジン

 平素は大変お世話になっております。映像機器システム社メルマガ配信担当の篠原です 。

 先日山梨県の山中湖近辺で友人たちとグランピングを行なってきました。日々の日常では体験できない大自然やきれいに輝く夜空に感動いたしました。やはりこういった風景は実際に見に行くのと映像で観るのでは全然違いますが、この風景をより実物に近づけ、より多くのお客様へお届けできるように日々精進していきたいと思える良い体験でした。

 さて、今月は大阪の戸田より新製品について、札幌/福岡の近藤より映画館の魅力について、千葉の乾よりガリノイズについて、東京の金子より消費者の消費行動についての文章となります。お時間のある時にお読みいただけると幸いです。


 大阪本社の戸田です。まだまだ寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。今回は弊社が導入致しました新商品2点のご案内です。

 1点目は大型プロンプタースタンドPT-1277Eです。推定60インチ未満のロー型モニター専用スタンドでキャスターが付いていて移動が可能となっています。またモニターのあおり角度調整も14段階調整可能となっており、角度調整がしやすく目盛りがついています。またキャスターの取り外しもできローアングルでの映像をご覧いただけます。講演会、カラオケ大会、学会などでよく利用されています。

PT-1277E

 2点目はティルティング型モニター壁掛け金具VXT7-B2です。こちらの商品は40型~110型までの拡張式でモニタの取付ができ136kgまでの耐荷重に対応しほとんどのモニターにフィットします。また445〜826mm/幅:850〜1345mm/チルト角度:10°〜-7°の調整が可能で取り付けた後でも大幅なチルト調整が可能となっております。展示会などでのレンタル、店舗様の室内に取付販売などのご依頼が多いです。

VXT7-B2

 以上2点ご興味がありましたら是非問い合わせくださいませ。


 

各種イベント会場で大画面の映像を使った展示・演出が増えています。

映像・音響機器のプロフェッショナル 映像機器システム社が、LEDビジョンのレンタルについてコンサルティングから電気工事、設置・調整までワンストップでお手伝い致します。

●ビジョンサイズ:200インチ

●高精細 2.9ミリピッチ

●屋内・屋外兼用 屋外イベントでもクリアな映像

●専用スタンドを利用、通常およそ3時間で設置が可能

●レンタル価格:1日50万円(税別)~

*2日目からの追加費用10万円/日

*200Vの電源が必要となります。電源工事も弊社にお任せください。

*ご利用場所が東京都以外の場合は別途交通費を申し受けます。


 札幌/福岡営業所の近藤です。

 映画館に足を踏み入れた瞬間、薄暗い空間に満ちる静寂。次第に広がるスクリーンの輝き、そして包み込むような音の波。そこには日常を忘れさせる、特別な世界が広がっています。そんな映画館の魔法を支えているのは、最新の映像技術と音響システムです。4Kの超高解像度に対応して映像のディテールがより鮮明になり、レーザープロジェクターの導入により長時間にわたる安定した映写が可能となりました。暗闇に浮かぶ映像はまるで現実のように感じられます。さらに、進化した音響技術によって観客は映像だけでなく音に包み込まれるような没入体験を楽しめるようになりました。

 一方で、映画を観るスタイルも大きく変わりつつあります。ストリーミング配信の普及により、家のソファに座ったままでも最新の映画を楽しめる時代。しかし、映画館には配信にはない“特別な瞬間”があります。スクリーンの迫力、音の臨場感、周囲の観客と感動を共有する一体感。これらは映画館ならではの醍醐味です。映画館はこの魅力をさらに高めるために、ただ映画を観るだけではなく“体験する”場へと進化しています。

 例えば、通常のスクリーンよりも圧倒的に大きなサイズの映像、細部まで鮮明な高解像度映像、特別に調整されたサウンドシステム。これにより観客は映像と音に包み込まれる感覚を味わうことができ、まるで映画の中にいるような感覚を覚えます。

 このように、映画館ならではのダイナミックな映像と音響が、ここでしか味わえない唯一無二の体験を提供しています。昨今、映画館と配信サービスは、もはや対立する存在ではなくお互いを補い合う関係になってきている様に感じます。映画館で心震える体験をし、その後、自宅で再び余韻に浸る。そんな新しい映画の楽しみ方が生まれつつあります。どこで観るかを自由に選べる時代だからこそ、映画館は「体験の場」として、より感動を届ける存在であり続けるのです。

 映像機器システム社としても、この変化を支えるために最新技術の開発やサポートを強化し、映画館と配信、どちらのシーンにも最高の体験を提供できるよう努めてまいります。これからも、映画の感動が色褪せることのないように。


 千葉営業所の乾です。12月のメルマガにて名古屋営業所、内藤が記載をしております、「声がこもって聞こえる」という内容で、ユニット(ドライバー)のお話がありました。今回、わたくしからは一時的な不具合のひとつ、「ガリノイズ」について記載させていただきます。

 ガリノイズについて、機材を導入してから、ボリュームのつまみなどをそのままにしていた際に、内部の接点部分が酸化やほこり、汚れによって接触不良が原因で発生いたします。

 対処方法といたしましては、つまみ部分を左右にぐりぐりと動かし、その後つまみを所定の位置に戻していただき、音声がちゃんと流れるかテスト行ってください。

 軽度の不具合であればこちらで解決する場合がございます。心当たりがあるお客様はぜひお試しください。また、その他不具合等ございましたらお気軽にお問い合わせください。千葉営業所の乾でした。



 映像機器システム社 東京営業所の金子です。イベントの企画制作を担当しております。弊社の本業であるシネマシステムインテグレータで培ったノウハウと長年イベント業界で経験を積んだイベント専門スタッフが融合することで他社では、対応が難しい形の案件でも企画から運営までトータルプロデュースいたします。

 今回は、イベントを企画するベースとなる消費者の消費行動に関して話してみます。

 インターネットが登場する以前に消費者の購買行動を方向付けていたのは、新聞、雑誌、街頭の広告、ラジオやテレビのCM、いわゆるマスメディア広告が消費者の主な情報源でした。その時代の消費行動をAIDA(AIDMA)とモデル化して考えていました。

AIDA(AIDMA)

・Attention(注意):広告を目にすることで商品を知る。

・Interest(興味、関心):商品に興味を惹かれる。

・Desire(欲求):商品を「欲しい」と思う。

・(Memory(記憶))

・Action(行動):実際に商品を購入する。

 

 時代が進み、インターネット検索時代の代表的な購買行動モデルがAISASです。

AISAS

・Attention(注意):広告を目にすることで商品を知る。

・Interest(興味、関心):商品に興味を惹かれる。

・Search(検索):購入するべきか判断するためにインターネットで検索する。

・Action(行動):実際に商品を購入する。

・Share(共有):購入体験をインターネット上で共有する。

 

 さらに時代が進みSNSの利用が拡大しVISAS、SIPSといった考え方が主流となります。

VISAS

・Viral(口コミ):(SNSで)口コミを見て商品を知る。

・Influence(影響):口コミやその発信者に影響を受ける。

・Sympathy(共感):影響を受けたことで商品に共感する。

・Action(行動):商品を購入する。

・Share(共有):商品の評価を(SNSで)共有する。

SIPS

・Sympathize(共感):発信者(企業、知人、著名人など)の情報に共感する。

・Identify(確認):共感した情報が自分にとって有益かあらゆる手段で確認する。

・Participate(参加):購入やリツイート、「いいね!」などの行動で販促活動に参加する。

・Share & Spread(共有・拡散):つながりの中で参加したことを共有・拡散する。

 

 さらに企業によるコンテンツマーケティングも活発化します。企業は従来の広告のように商品を直接的に売り込むのではなく、まず、消費者の疑問や関心に応えるような情報を提供。そこから段階的に関係性を深めていき、最終的に購買へと導くのが、コンテンツマーケティングの考え方です。このコンテンツマーケティングのフレームワークとなる購買行動モデルが、DECAXです。

DECAX

・Discovery(発見):(レコメンドなどを通じて)役に立つコンテンツを発見する。

・Engage(関係):コンテンツを体験する中で発信元企業と関係を深める。

・Check(確認):コンテンツの信憑性を含めて発信元企業や商品を確認する。

・Action(行動):商品を購入する。

・eXperience(体験と共有):商品購入の先にある体験(アップグレードやTIPSなど)をし、その体験を共有する。

 

 マスメディア広告の時代から、インターネットの一般化や、スマートフォン・SNSの普及を経て、変化を遂げてきた消費行動。とはいえ、過去に構築された購買行動モデルには、現在においても有効なフレームワークが少なくありません。そして垂れ流す広告から、お客様一人一人に届ける情報提供が必要な現在では広告効果を高めるイベントの必要性はより高まっています。

 お客様がイベントを行うときに何を求めるのか?どのような成果を必要とするのか?より多様化・複雑化する消費行動をいかに本質的に捉えるかが、これからのイベント企画では一段と重要になりそうです。

 弊社では、お客様に適切な提案を行い、その実施までお手伝いをしております。なにかお困りのことがございましたら、是非、映像機器システム社までご相談ください。クライアント様と共に解決策を見つけ出し、良いイベントを実施するお手伝いが出来れば幸いです。よろしくお願いいたします。


 最後までお読みいただきありがとうございました。