【EKS通信2025年12月号】映像機器システム社メールマガジン

| 平素は大変お世話になっております。映像機器システム社メルマガ配信担当の篠原です 。 今年も残すところあと一ヶ月となりましたね。年末の行事といえば、大掃除でしょうか。私自身あまり整理整頓が得意ではなく、気づいていたら部屋の中がモノが散らかっていることがよくあります。新年を迎える前にしっかりと掃除を行い、新年のより良いスタートしていきたいと思います。 さて、今月は大阪営業所の戸田より映像収録やライブ配信、中継について、名古屋営業所の山内より営業前後の上映チェックと効率化、福岡営業所の村上より19インチラックマウントについて、あつぎのえいがかんkikiの金木よりライブビューイングとシネマサンライズのご紹介の文章となります。お時間のある時にお読みいただけると幸いです。 |
| 大阪営業所の戸田です。 今回は映像収録やライブ配信、中継などのご紹介です。 弊社では研修会、式典、イベントなどで業務用ビデオカメラを使い収録、編集も行っており、同時にライブ配信や中継も行っております。カメラの台数も状況によって2台、3台と台数を増やして切り替えた映像を離れた会場へライブ配信を行ったりもします。またイベントなどはライブ映像を会場のスクリーンやLEDビジョンに映し出すパターンが多く、その際PCの映像や動画なども切り替えて映します。式典関連ではカメラ2台までが多く収録が入るパターンが多いですね。研修会ではPC映像がメインでカメラ映像はワイプで表示したりマルチ画面などの 映像出しもあります。また式典、研修会の多くはカメラ映像にスイッチャーのクロマキー機能を使いタイトルテロップや人物の肩書などを合成し映し出します。大きなイベントになりますと2画面や3画面にそれぞれ違う映像映すパターンもあり内容によっては様々な方法で映像を出力したりします。撮影収録機材、投影機器もすべて弊社にて用意設置を致しますので企画、ご提案などがスムーズに行えます。 弊社では多くの経験の基づき様々な提案をさせていただくことが出来ますので いつもと違った研修会やイベントにしたいとお考えの場合ぜひお声がけくださいませ。 |


●ビジョンサイズ:250インチ 高精細 2.6ミリピッチ 屋内用
●専用スタンドを利用、通常およそ3時間で設置が可能
● レンタル価格:1日55万円(税別)~
*2日目からの追加費用10万円/日
*200Vの電源が必要となります。電源工事も弊社にお任せください。
*ご利用場所が東京都以外の場合は別途交通費を申し受けます。
名古屋営業所の山内です。
今回は営業前後の上映チェックと効率化についてお話します。
営業前後の上映チェックについて、多くの劇場様で課題を抱えているのではないでしょうか。開店準備などで忙しい時間帯のため、上映チェックが十分にできていない状況や、手動でSPLを再生した後にスケジュール機能の有効化を忘れてしまうリスク、よくわからない上映機材を触って操作する必要がある点や、映写室と劇場内を行き来する手間などで実施できていない劇場様がほとんどだと思います。
特に朝の開店準備時は、スタッフの皆様は多くの業務を同時並行で進める必要があります。その中で映写室に足を運び、複雑な機材を操作し、さらに劇場内まで確認に行くという作業は、大きな負担となっているのが実情です。
また、上映機材に詳しくないスタッフ様が操作する際には、誤操作のリスクも伴います。特にスケジュール機能を一時的に無効化して手動でテストSPLを再生した後、再度スケジュール機能を有効化し忘れてしまうと、本番の上映が開始されないという重大なトラブルにつながります。
そこで、上映チェック用SPLを作成し、あらかじめスケジュール機能に登録しておくことで、上記の負担がほとんどなくなります。スケジュール機能の有効化操作も不要となりますし、映写室に行き機材の操作をする必要もありません。
例えば、開場時間の30分前にチェック用SPLが自動的に再生されるようにスケジュールを登録します。これによりスタッフの皆様は映写室に行くことなく、映像や音響が正常に再生されているかを確認することができます。営業終了後のチェック用SPLに劇場内の照明を消すように設定しておけば、劇場内の照明を消すために映写室に行く必要がなく、より効率的に締め作業をすることができます。
さらに、日常的な上映チェックの実施によりトラブルを早期に発見することができます。夜間に機材の不具合が発生した場合でも、営業終了後のチェックで発見できれば、翌朝までに対応する時間的余裕が生まれます。
上映チェックを日常的に実施することで、継続的な効果が期待されます。日々の運用負担を軽減しながら、上映品質の維持向上を実現できる、非常に費用対効果の高いソリューションです。
映像や音響でお困りの劇場様、特別なイベントをお考えの方々へ。弊社の専門技術と、これまでの経験で培ったノウハウを活かし、ご要望に丁寧にお応えいたします。些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。私たちは、より良い映画体験の創造に向けて、全力でサポートさせていただきます。

| 福岡営業所からこんにちは。村上です。 今回は19インチラックマウントについてです。19インチラックマウントとは、サーバーやネットワーク機器、オーディオ機材などの幅を「19インチ(約48cm)」にそろえて設置できるようにした、世界共通のルールに基づく収納ラックのことです。この決まりごとがあるおかげで、メーカーが違う機器でも同じラックにきちんと収めることができ、機器を買い替えたり追加したりするときにも安心して使い続けられます。また、機器の高さは「1U(約4.4cm)」という単位で管理されており、どれだけのスペースに何台置けるのかがとても分かりやすく、レイアウトを考えるときの目安にもなります。運搬に便利なラックケースもありますので、仮設での運用も容易になります。 ラックマウントに対応した機器は多々ありますが、劇場様やイベントで音響をされている方は、パワーアンプが身近な機器かと思います。個人でサーバー運用をされていたり、音響にこだわる方は自宅でラックを組まれていたりします。私も自宅でデスクトップPCと周辺機器ををラックにマウントさせていますが、かなりスペースを節約できていると感じます。48cm幅の棚にいくつも機材を入れて重量が嵩みますので、床が抜けないかが心配な所ではあります。 様々な対応機器があり、自分の使いやすい様にレイアウトを変えられる奥深い規格です。 こんな機材無いかな?と何かお探しの機器があれば、ぜひご相談下さい。 |
| こんにちは。あつぎのえいがかんkikiの金木です。 この秋から、当館でもライブビューイングの上映を始めました。 通常の映画番組編成とは異なり、全国同時中継のため配信確認や開演時刻の固定、特別仕様のプリセット作成など、細かな調整作業が続いています。スケジュール面の制約も多く、想像以上に神経を使う場面が多いと感じています。一方で、普段の映画上映とは異なる層のお客様が来場されることも多く、新しい客層開拓という点では大きな手応えがあります。特に音楽系ライブビューイングでは、音響バランスの最適化や来場導線の工夫など、上映以上に“運営設計”が重要になる部分が印象的です。試行錯誤を続けながら少しずつ形を整えている段階ですが、ライブビューイングをきっかけに映画館の活用方法がさらに広がっていく可能性を感じています。 また、最近ではあつぎのえいがかんkikiに加えて、茨城県日立市の「シネマサンライズ」の番組編成も担当し始めました。年齢層や来場時間帯、好まれる作品の傾向など、地域や劇場によって特色が大きく異なり、編成を組むたびに新しい発見があります。初めて番組編成を担当した頃の新鮮な感覚を思い出しつつ、改めて映画館運営の奥深さを実感しているところです。 機会がありましたら、ぜひ両劇場にお越しください。 シネマサンライズ、あつぎのえいがかんkiki共々、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 |
最後までお読みいただきありがとうございました。
