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【EKS通信2026年10月号】映像機器システム社メールマガジン


平素は大変お世話になっております。映像機器システム社メルマガ配信担当です。  
秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。朝夕は冷え込む日も増えてまいりましたので、どうぞ体調にはお気をつけてお過ごしください。今月もよろしくお願い申し上げます。   
今回のメルマガは、名古屋営業所の尾崎より「映画館の音響調整について」、大阪営業所の戸田より「プロジェクター光源の違いについて」 あつぎのえいがかんkikiの金木より「上映作品のこだわりについて」福岡営業所の村上より「パワーアンプについて」の4本になります。

名古屋営業所の尾崎です。
8月号のメルマガにて内藤よりご紹介しましたMAG CINEMA社製の重低音スピーカーを新しく導入したシネマワールド安城様の重震シアターにて、岩浪美和音響監督の音響調整に立会う機会がありました。  
岩浪音響監督の現場入り前にまずは各スピーカーの鳴動状態をチェックし、シネマ音響の基本となるBチェーン調整を行い入念に事前準備をしました。
岩浪音響監督のご来館後は、約1時間半ほどかけて各シーンを再生しつつ、都度チャンネルごとの音量やイコライジングに細かく調整指示を頂きながら調整を行い、サブウーファーTHOR-24やベースマネジメントスピーカーF-Subなど各スピーカーの性能を十分に発揮した迫力ある音響に仕上がりました。  
また、複数の音響調整データやプリセットを作成できるCP950の機能を活かして、調整頂いたEQデータを基にCP950に岩浪音響監督監修プリセットを作成して、劇場担当者様でも簡単に操作ができるように設定を行いました。  
是非シネマワールド安城様でより迫力ある重震シアターの音響を体感してみてください。



大阪営業所の戸田です。
今回はプロジェクターのランプ光源モデルとレーザー光源モデルの違いを比較してみたいと思います。
現在お使いのプロジェクターはどのタイプでしょうか?
今後入替など検討されている方はぜひご覧ください。  
〈光源寿命と交換コスト〉
ランプモデル(UHP水銀ランプ)は平均寿命が約2,000時間から3,000時間となっておりランプの交換が必要となってきます。またランプ価格は2万円~5万円ほどかかり、定期的なメンテナンスが必要になる点、導入以降も継続して費用が発生する点が大きなデメリットとなっています。
レーザーモデル(レーザー光源)は平均寿命が20,000~30,000時間となり毎日4時間使っても20,000時間は13年以上に相当し、光源交換というイベントが発生しないのが最大の特徴です。
〈輝度と経年劣化のしかた〉
ランプ光源は使用時間が長くなるほど明るさが落ちさらに劣化します。レーザー光源は長期にわたり安定した輝度を維持します。
劣化カーブも異なり、ランプは「急速に低下→その後ゆるやか」、レーザーは「線形にゆるやか」に推移します。ランプの寿命は「新品時の明るさの半分になるまでの時間」と定義されることが多く、実質的な明るさ体感はレーザーの方が長持ちします。
〈起動・再起動の速さ〉
ランプ方式は点灯まで30秒〜1分のウォームアップが必要で、消灯直後の再起動にも待ち時間が生じます。
レーザーは電源オンから数秒で点灯し、電源オフ時の瞬時に切れます(クーリング不要)
〈消費電力と発熱の違い〉
レーザー式はランプ式と比べ光源が小型で熱の発生が少ないため消費電力も低めに抑えられます。またファン騒音も小さく抑えることができます。  
このように同じ明るさのプロジェクターでもかなり違いが分かるかと思います。
弊社では今後入替を検討しているお客様にはレーザー光源タイプをおすすめしており販売、取付工事、メンテナンスも行っております。
ご要望のお客様はお声がけくださいませ。


あつぎのえいがかんkikiの金木です。
今年の夏も多くのお客様に映画館へ足を運んでいただき、慌ただしい日々を過ごされた方も多いのではないでしょうか。
さて、日々番組編成を行っている中で感じるのですが、近年は上映作品の本数が非常に多く、どの作品を上映するか悩ましい日々が続いております。
皆様の劇場では、どのような基準で上映作品を選ばれているでしょうか。
当館ではミニシアターということもあり、以前、公開時に見逃してしまったお客様や、2回目、3回目の鑑賞を希望されるお客様に向けた番組編成を意識しておりました。
もちろん、そうしたお客様にもう一度映画館で作品をご覧いただくことも、映画館の大切な役割の一つだと考えております。
しかし、番組編成を続ける中で、次第に「1人のお客様が100回足を運ぶ映画館よりも、100人のお客様が1回ずつ足を運ぶ映画館の方がよいのではないか」と考えるようになりました。
特定の作品を繰り返しご覧になるお客様だけでなく、これまで当館に足を運んだことのない方にも、映画館へお越しいただくきっかけを作りたい。
そのため、現在では上映作品の本数を増やすとともに、できる限り幅広いジャンルの作品を取り扱うことを意識しております。
当館では年間300~400作品ほどを上映しておりますが、それでもすべてのお客様のご希望にお応えすることは難しく、日々試行錯誤を続けております。
一つの作品を長く上映することも、より多くの作品を上映することも、それぞれに意味があると思います。
その中で当館としては、さまざまな作品との出会いを通じて、これまで映画館に足を運ぶ機会のなかった方にも、映画館を身近に感じていただけるような番組編成を目指していきたいと考えております。
皆様の劇場では、どのようなことを大切に番組編成を行われているでしょうか。

福岡営業所の村上です。
今回はアンプについてです。映画館ではシネマプロセッサーから送られた音声を増幅してスピーカーに送っていますが、基本的には8チャンネル分のアンプを使用しています。2wayのスピーカーを使用している場合やサブウーファーを増設している場合は使用するチャンネル数が増えます。
古いアンプは内部のヒートシンクや電源装置が現行機種と比べると大型の部品で構成されており、筐体も金属製で20kg弱ある機種が多くありました。耐久性には優れていましたが、製造から20~30年経過した個体が多く流石に故障が増えてきています。
入れ替えの際には作業者の腰にダメージを与える厄介なタイプでした。
現行機種は半導体や樹脂が多く使われており、重量は10kg前後と旧式のアンプと比べるとかなり軽量です。内部の音声処理も優れており古いアンプから変えると音質が良くなった場合がほとんどです。
現行のアンプですが、音声入力も進化していまして、従来はシネマプロセッサーから3芯のケーブルをアンプに繋げる方法で、周囲の環境次第や接続に使用しているはんだの状態によってはノイズが入ったりするトラブルがありました。
最近ではアンプの入力端子にLANケーブルを備えた機種がありまして、これによってシネマサーバーからシネマプロセッサー、アンプまでLANケーブルを使用したデジタル信号で音声を伝達でき、ノイズが入るトラブルを大幅に低減できます。
LANケーブルでの入力に対応したアンプですが、ホールでの採用も増えてきていまして、移動上映の際にも活躍しています。
また、マルチチャンネルと呼ばれる機種があり、通常のアンプは2チャンネルですがマルチチャンネルアンプは4チャンネルや8チャンネル、16チャンネル等の機種があり、アンプラックの省スペース化やプロジェクターを置くペデスタルに集約しアンプラックを撤去、映写室内のスペースを効率よく使うことができます。
古いアンプを使用されていれば、故障する前にお早めに機材の更新をお勧めいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。